6月。

それから二回程生理がきて。

季節も夏に移り変わる頃。

嬉しいことがありました。

 

それまでの人生、転勤族で移動が多かったことや、お母さんが家族にべったりだったから、お母さんには友人と呼べる人はあまりいませんでした。

貴女が知っているように、お母さんは常に家にいて、仕事が大好きで。

私の世界を構成するものは、両手で数えられるくらいの人たち。

 

ある時に、Twitterで「生理前に痛みがひどくてしんどい」と呟いたとき、病院へいってほしいって、気持ちがこもったリプを頂きました。

顔も見えない私にたいして、心配してくれる人がいる。

これを言うと「変なの」って笑うかもしれないけれど、お母さんには気持ちがこもった言葉は色がついて見えるの。目の中に飛び込んでくる感じ。

その言葉はまっすぐにお母さんの心に刺さりました。

もしかしたら背中を押して貰いたかっただけかもしれない。臆病な私の手をひいてもらいたかったのかもしれない。

家族には弱いところ見せれないと思ってた私。

真っ暗な海に放り投げた小さな言葉をみつけてくれた人がいることがとても嬉しかったの。

 

その人と「病院に必ずいく」と約束できたことが嬉しかったです。

怖いけれど、約束は守らないといけないから、私は病院にいかなければならない。

お母さんが病院に行こうと思うようになった最初のきっかけでした。

 

嫌なことから逃げないためには、口に出して誰かと約束をすることはとても効果的だと、お母さんは思ってます。

でも、まだまだ行くとは決めたけど、いく勇気はなかった6月でした(笑)

 

時々痛みで仕事に集中できないことが増えてきて、迷惑をかけることが嫌だから、会社の仲良しにも報告しました。貴女がよく知っている信子さんです。

 

どうして弱みって家族に伝えるの後回しになるのかな。

心配させたくないって気持ちはもちろんだけれど、本当は格好いいお母さんでいたいって思ってるのかもしれません。

貴女が家族をもったら最初に家族に相談してくださいね。できれば、一番はじめに相談を受けるのは私でありたいです。

 

会社の人に話すとき、「これは病気でやめないといけなくなったときの下準備になったら嫌だなぁ」と思ってました。

上司も、信子さんも、「仕事より先に病院にいきなさい」って叱ってくれました。

叱られることが嬉しくて、私は大事にされてるんだなぁと泣きそうになりました。

私には友人はいないって思ってたけれど、もっと深い人はいたんだなぁって。

信子さんが聞いたら怒られそうですが、毎日家族より長い時間一緒にいるから家族より家族。

 

貴女もお嫁にいくと、いままでの環境から離れることになったり、家族優先で友人との時間とれなくなって、友達いなくなったって思うときが来るかもしれません。

でも一人でも深く関わってくれる人がいたら幸せなんだよって伝えたいです。

 

ピンチの時にその人の人間性がでるように、こんなきっかけがなかったら、こんなに思われてること気づけなかったかもしれません。

感謝するのは変な話ですが、ぼんやりしているお母さんを笑ってくださいね。