愛する娘へ
これは私の物語です。
貴女の物語でもあります。
この日記は、いつか大人になったときに貴女に読んでもらいたい。
いまの苦しさや、喜び、楽しさは
貴女がお母さんと同じ年齢になったときに
多分薄れていてしっかりと伝えることができないと思うから。
「いま」をしっかり残したいから書きます。
発症したことを家族に報告した時
義理母さんから「なんでなったの?」と聞かれました。
理由は私が一番知りたいです。
ふせげる手段があったのなら私はそれをしました。
病気になるとわかっていたら。
義理母さんは貴女のことが心配だったみたいです。
遺伝的なものだったら。
貴女も発症する可能性があるのか、とても心配だったみたいです。
病気がわかったとき、私のショックも大きくて、義理母さんの言葉の真意がわかりませんでした。
とても傷ついて、責められている気がして。
これから続く治療の日々の長さに打ちのめされて。
私が発症してしまったことは仕方ないです。
もし遺伝的なものだったらと思うと怖くてたまりません。
せめてあなたが同じ病気になったときに、同じ患者として力になりたい。
そういう気持ちでこのブログを書きます。
読む機会が無いことを祈ります。